【YOCOlumn vol.11】幸せに生きるために必要なことは、承認欲求ではなく○○感

スクールの様子

こんにちは。キャリアアドバイザーの山下洋子です。

日に日に、涼しくなってきましたね。
皆さん、夏の疲れがでてきていませんか?
時には、自分をねぎらってあげましょうね!
(私は、基本、年がら年中健康です 笑)

さて、今回の【YOCOlumn】のテーマは、

承認欲求

-自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求のこと-

この言葉を聞いて、皆さんはどんなことをイメージしますか?

私、承認欲求、強いんです とか
これって、承認欲求なんかなー? とか
そりゃ誰だって、人から認められたいでしょう とか

中には、この「承認欲求」に悩まされている人もいるのではないでしょうか?

多くの人は、他人から褒められると喜び、叱られると悲しみます。

子供のころ、テストで良い点を取れば親から「すごいね!」と褒められたり、
宿題をやらなかったら「どうしてやってないの!」と怒られたり。
皆さんも、一度は経験ありますよね?

褒められると嬉しい、叱られると悲しい、当たり前の反応です。

ただこの「賞罰教育」には欠点があると、心理学者アルフレッド・アドラーは言います。

なぜなら、「褒める」と「叱る」は、他者の価値観によってもたらされるものだからです。

つまり、「褒めて欲しい」という承認を求めることは、親や先生、会社の先輩や上司など、
他者にものの善し悪しの判断をゆだねている状態ですよね?

これが当たり前になると、「褒めて欲しいからやる」「叱られたから止める」という判断基準になります。

そう、人の価値観に合わせるような思考・行動になっていくのです。

自分の欲求よりも、他者の欲しいもの、他者の求めているものを優先する、それが続くと・・・
他者の期待を満たすために生きることになります。

それって、「自分の人生を生きている」と言えるでしょうか?

答えは、NO、ですよね。

では、どうすれば、自分の人生を生きられるのか?

それはひと言で言うと、「貢献感」を持つことです。

【他者貢献】

・私は役に立っている
・私はこのコミュニティの中で有益な存在である

と感じられることが大切です。

本当に役に立っているか、本当に喜ばれているかは、分かりません。
それは、他者が決めることだから。

大事なのは、自分で、自分のやっていることに価値がある、と思えること。
自分は、他者に貢献できている、という誇りを持てること

(そのためには、自分で自分を受け入れる自己受容と、他者は仲間であるという他者信頼
必要ですが、この話はまた別の機会に)

「懲罰教育」によって、知らず知らずのうちに、他者に預けてしまったかもしれない人生の主導権。

それを自分の人生に取り戻し、他者からの承認を手放すこと。それが自分の人生を生きるために
必要なことだと、私は思います。

皆さんは、「貢献感」、どれぐらい感じられていますか?

 

コラム執筆者

プロフィール

山下 洋子(Yoko Yamashita)

<キャリアアドバイザー・講師・コーチ>

20代半ばからノアの講師としてIT系の講座を担当、現在は、キャリア系講座や働く女性のためのキャリアップセミナー等も開催。

30代からキャリアアドバイザーとして、学生、就活生、社会人、フリーターなど、10代~50代までのキャリアカウンセリングに従事。アドバイザー歴12年。

産業カウンセラー、国家資格キャリアコンサルタント技能士、メンタルヘルスマネジメント検定等、キャリアやカウンセリングに関わる専門資格を取得。現在は、アドラー流パーソナルコーチとしても活動しています。

メッセージ

本当の『自分らしさ』や『なりたい自分』に気付いてもらえることが、私のモットーです。まだ分からない!という人は、一緒に探していきましょう。

 

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