こんにちは。キャリアアドバイザーの山下洋子です。
新型コロナウイルスの影響で「緊急事態宣言」が発令されてもうすぐ1か月が経とうとしていますが、リモートワークをされている方も多いのではないでしょうか?(という私も今、リモートワーク中にこの記事を書いています)
また、4月という季節柄、新年度が始まり、目標設定の面談などをされている企業さんも多いかと思います。
そこで、今日のテーマは・・・
面談や、最近導入されている企業さんも多い、【1on1ミーティング】の際の“話の聴き方”についてお話しさせていただきます。話を聴くスキルは、色々ありますが、まずはその前に大切な、聴く「態度・あり方」についてです。
大事なポイントは、3つ。
①受容(無条件の肯定的関心)
相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。ありのままを受け入れる。
②共感(共感的理解)
相手が話していることを正確に感じ取り理解すること。“あたかも”相手になったつもりでイメージする。
③一致(自己一致・純粋性)
自分自身を良く見せようとせず、そのままの自分で相手の前に居ること。
この3つのことを、言葉ではなく、態度、非言語で表します。
そうすることで、相手は、安心して話をしてくれるようになります。
これは、アメリカの心理学者、カール・ロジャーズが提唱した「中核3条件」と呼ばれるもので、話を聴く際に大切なポイントになります。
と、言葉で言うのは簡単ですが、これが実際やってみるとなかなか難しいんですよね。また100%出来た、ということは無いと思っているので、対人支援を仕事にしている限りはずっと探求していくテーマだなとも思っています。
面談をする、部下育成をする、という機会がある人はぜひ、この3つのポイントを意識して、話を聴いてみてくださいね!きっと、今までとは違う変化がみられると思います。
「話の聴き方」につていの具体的なスキルは、次の機会に置いておきます♪お楽しみに~。
山下 洋子(Yoko Yamashita)
<キャリアアドバイザー・講師・コーチ>
20代半ばからノアの講師としてIT系の講座を担当、現在は、キャリア系講座や働く女性のためのキャリアップセミナー等も開催。
30代からキャリアアドバイザーとして、学生、就活生、社会人、フリーターなど、10代~50代までのキャリアカウンセリングに従事。アドバイザー歴12年。
産業カウンセラー、国家資格キャリアコンサルタント技能士、メンタルヘルスマネジメント検定等、キャリアやカウンセリングに関わる専門資格を取得。現在は、アドラー流パーソナルコーチとしても活動しています。
本当の『自分らしさ』や『なりたい自分』に気付いてもらえることが、私のモットーです。まだ分からない!という人は、一緒に探していきましょう。
【vol.07】○○は二次感情、元になる一次感情を考えると・・・