【デザイン制作現場のルール Vol.3】デザインセンスなんて最初は無い。磨いていくもの

こんにちは、ノアあべのハルカス校のきただです。「働く前に知ってもらいたい、デザイン制作現場のルール」vol.3。今回のテーマはこちらです

デザインセンスなんて最初は無い。磨いていくもの

よく来校された方や生徒さんから、「デザインセンス無いんです」と相談されます。大丈夫!センスなんて最初からみんな無いです。磨いていくものです。「センスを磨く努力ができるかどうか」が分かれ道です。

例えば、洋服をイメージしてもらうとわかりやすいです。皆さんも子供のころは親が洋服を買ってくれていましたが、思春期からは、自分で選んでいませんでしたか?雑誌を買って、流行りの洋服を見て、ショップに行って、、、洋服を組み合わせて、こうでもない、ああでもない、こっちかなー?きょうだいや友達にアドバイスもらったり。そうやって今の洋服センス、自分の好みができあがってきたと思います。

デザインセンスも同じなんです。大事なのは、自分からデザインの情報を取りに行くこと。どれだけ自分で今流行りのデザインを見て、分析して、アウトプットしているかどうか。私がよくチェックしていたのは

  • 雑誌のページデザイン、広告デザイン
  • WEB広告、LINE広告、インスタグラム広告、Facebook広告
  • 街中のショップやお店のフライヤー、POP、ショップカード、ちらし、ポスター
  • 新しい商業施設の広告、WEBサイト
  • 電車の車内広告
  • 絵画展、展覧会

など

他に、グラフィックデザイナーがよく読んでいた専門誌だと、

  • 「+DESIGNING」(マイナビ)
  • 総合情報誌「MdN」(エムディエヌコーポレーション)

です。業界で話題になったデザインや、豊富な知識量が掲載されているので人気です。

ちなみに、ノア校内にも、雑誌や役立つ書籍が置いてあるので、ぜひ休憩時間に見てみてくださいね。

noaの雑誌や役立つ書籍コーナー

これらの中で自分が「いいな」、と思うデザインをストック(写真にとったり、集めたり)して、

  • どの点がいいと思うのか(配色、レイアウト、ロゴ、下線、文章…)
  • 誰がターゲットなのか
  • 目的は何なのか

を分析するようにしていました。おしゃれなデザインでも、目的が伝わらないデザインは、ダメなデザインとされます。デザインは、必要な要素を、ターゲットに合わせて形にするもの。最新のデザインは街にある。とよく前職の先輩から言われました。なので、新しい商業施設や話題のスポットはオープンから2週間以内には必ず行くように、とアドバイスもされました。

そこで新しいデザインやインスピレーションを受けたりすることも多かったです。デザインの仕事は、一日中パソコンの前に座っていることも多いですので、外に出て街の移り変わり、四季を感じる機会も大事。残念ながら、座っているだけでは、いいアイディアなんて浮かびません。ぜひ外に出かけてください!

天王寺はデザインを学ぶのにぴったりの都会。あべのハルカスには、ジュンク堂書店やあべのハルカス美術館もあり、情報に触れる機会がゴロゴロしています。ノアで勉強した後は、ぜひ街中をうろうろして帰ってくださいね!

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