テレワークの一番のデメリットは「コミュニケーション不足」！？
最近ではテレワークを導入している企業が増えてきましたね。在宅でも業務を進められるようになって、通勤時間が無くなったから便利と感じている方もいるかもしれません。しかし一方で、テレワークにはデメリットもいくつか見られます。特に、テレワークを始めた企業で多く見られるデメリットの一つが「コミュニケーション不足」。いつも社内で気軽にできていた雑談が無くなるだけでも深刻なコミュニケーション不足になります。今回の記事ではこのテレワークで起こるデメリット、「コミュニケーション不足」について解説して行きましょう。
目次
テレワークのデメリットとは？
まずはテレワークで起こりうるデメリットをいくつか見て行きましょう。テレワークにはメリットも多いですが、一方でデメリットも発生するため、企業としてはこのデメリットを解決していく方法を考える必要があります。
ツールが使いこなせない
現在は企業向けの様々なコミュニケーションツールがあります。連絡に特化したチャットツールや、データの共有まで出来るツールなど、用途に合わせて選べるようになりました。しかし、中にはそのツールを使いこなせない…というスタッフが居る可能性もあります。企業として新しいコミュニケーションツールを導入するのであれば、社員全体が使いこなせるよう対策するべきでしょう。コミュニケーションツール「Zoom」やオンライン作業に役立つ「Googleスプレッドシート」なども学べるリモートワーク対策コースを受講してみるのも対策の一つです。
対面の機会が減る
テレワークで必然的に起こるデメリット、それが「対面の機会が減る」という事です。社長や他部署の社員など、普段会う事が少ないスタッフとはまず会う機会が無くなります。同じ部署のスタッフでも、同じ業務を進めている場合でなければ、連絡を取る機会も無いでしょう。普段から顔を合わせる機会があった人たちと顔を合わせなくなるというのは、次に挙げる「コミュニケーション不足」にも繋がります。
最大のデメリットはコミュニケーション不足
そして今回の記事のメインテーマでもある「コミュニケーション不足」。これがテレワークで起こりうる一番のデメリットと言えるでしょう。いつもならば気軽に出来ていた雑談や、わからない事があったらすぐに質問できる環境、そういったものがテレワークだと失われてしまいます。同僚との息抜きのランチタイムやティータイム、向き合って話しあえるミーティングの機会…普段当たり前に行っていたコミュニケーションが、テレワークだと不足してしまうのです。
テレワークでコミュニケーション不足になる原因
テレワークでコミュニケーション不足になってしまう原因はいくつかあります。今回お伝えする以外にも様々な原因が考えられるため、社内でコミュニケーション不足だと感じる場合は原因を探すところから始め、対策を練っていきましょう。
文章中心でニュアンスが伝わりにくい
どうしてもテレワーク中はチャットツールやメールなどの「文章中心」のコミュニケーションになりがちです。普段の話し言葉とは違う、文章でのやり取りとなるとどうしても固い文章になりがちです。尚且つ、相手の表情も見えないので「文章が何となく怖く感じる、怒ってる？」などと不安に感じてしまう場合もあります。
業務の進行状況が確認しにくい
いつものように社内で業務を行っていれば、どのスタッフがどんな作業をしているか、というのは一目瞭然です。しかし、テレワークだと業務の進行状況は確認を取らないと把握することが出来ません。何度もチャットやメールで確認を取るのも気が引けるもの。普段であればサッと声をかけることが出来るようなことが、テレワークだと出来にくくなってしまいます。
業務以外での会話をする機会がない
テレワーク中、チャットツールなどで会話をしていても、内容は業務に関するものばかりになってしまいます。ちょっとした雑談や近況報告、そういった会話をしたいな…と思っても業務で使っているチャットツール上でするのは気が引けますね。わざわざ個人の連絡先を使ってまで会話することでもない、と思ってしまい社員間でのコミュニケーションの機会は更に減ってしまいます。
テレワークでのコミュニケーションの取り方
では実際にテレワークでのコミュニケーションはどのように取ったら良いのか、という点をいくつか挙げていきます。もちろん、これだけに限らずテレワークのコミュニケーションをスムーズにするには様々な対策が必要となります。先ほども述べましたが、まずは現在のコミュニケーション不足の原因は何か、というのを考えるのが大切ですね。
報連相はオフィスにいるときよりもしっかりと
チャットやメールなどのツールを使って会話していると、どうしても報連相を怠りがちになってしまいます。報連相をしっかり行うという事は、決して相手にとって迷惑になることはありません。チャットやメールの回数は増えてしまうかもしれませんが、ミスを起こしてしまうぐらいならば、疑問点などはしっかり確認をとるようにしましょう。
チャットツールでもテンポのいい会話を
先ほど説明した通り、チャットツールなどでは会話が業務的になりがちです。出来るだけテンポよく、普段の会話をしているような気持ちでやり取りをすれば、業務中心のチャットとは違うコミュニケーションを取ることが出来るでしょう。相手にもよりますが、少し砕けた文章も使うのも距離が縮まる方法の一つです。相手の気持ちを引き出す会話の方法や、自分の意見を解りやすく伝えるコツなどを知りたいという方にはこちらの対話力養成講座もおススメです。
オンラインミーティングは積極的に
特に急ぎの用事も無ければ、相手の顔を見て行うオンラインミーティングはしていない…という方も居るのではないでしょうか？オンラインミーティングで相手の顔を見て話すというのは、対面で話すには劣るもののコミュニケーションを取る上でとても有効な手段の一つです。1日の朝礼はオンラインで行う、など普段の業務に近い形で顔を合わせる機会を作ると良いでしょう。
コミュニケーションスキルはテレワークでも重要
ここまでテレワークのコミュニケーション不足問題を解決する方法をいくつか説明してきましたが、これはあくまでも基本となる「コミュニケーションスキル」がある程度備わっている場合の対策です。普段の対面でのコミュニケーションがうまく取れていないと、テレワークでのコミュニケーションはさらに難しくなってしまいます。
画面上のやり取りでも表情や話し方を意識
普段からコミュニケーションがうまく取れていないと、テレワークであれば相手の顔を見る機会がないからと言っていつも以上にうまくコミュニケーションが取れなくなってしまいます。画面上のやり取りでも、表情や話し方を意識しないと相手とコミュニケーションはうまく取れません。画面を通すと普段よりも相手の表情や話し方が気になりやすいので、話し方に自信がない…という方はこの機会にスピーチの方法を学ぶというのも一つの方法です。
会うことが出来ない分相手の事をよく考える
テレワークと言っても、人によって環境は様々です。保育園に子供が預けられなくて、子供の声がする環境で仕事をしていたり、病気がちで家から出れない状態で仕事をしている…など、様々なストレスがある中で作業している方も居るでしょう。また、企業の方針で急にテレワークになった、という方もいらっしゃるかと思います。そんな中、コミュニケーションがうまく取れていないと相手の環境を知ることが出来ません。
自分も大変な環境でテレワークをしているかもしれないけれども、画面の向こうにいるスタッフや取引先の方も大変な環境でテレワークをしているかもしれません。そういった相手への気遣い、というものはテレワークではなかなか難しいかもしれませんが、少し気を付けるだけで円滑なコミュニケーションを取ることが出来るでしょう。
テレワークでのデメリットを無くしていこう
今回の記事では「テレワークでのデメリットはコミュニケーション不足」という事について解説しました。もちろんテレワークにはそれ以外にもデメリットがありますが、多くのデメリットはこの「コミュニケーション不足」を解決することによってカバーできるかと思います。
しかし、コミュニケーション不足の解決には基本となる「コミュニケーションスキル」が必要となります。自然とある程度身につくものではありますが、どうしても個人差が起きてしまう上、間違った方法を身に着けてしまっている可能性もあります。
コミュニケーションスキルは早めに学ぼう
これから就職活動が始まる方や、新卒で社会人になったばかりの方こそコミュニケーションスキルを学んでおくと良いでしょう。会社に入社したばかりのころは、業務を学ぶのに必死でコミュニケーションスキルを先輩から吸収しようとするのは難しいものです。そこで就職活動中から学んでおけば就職活動にも役に立つ上、入社してからも間違いなく活用されます。
リーダー職にコミュニケーションスキルは必須
また、新年度に入り昇進した、といった方やこれから昇進を目指す方にもコミュニケーションスキルを学ぶことをおススメします。それまで学んできたコミュニケーションスキルが誰にでも通用するものとは限りません。部下とのコミュニケーションがうまくいかないだけで業務にも支障が生じます。当スクールではリーダー向けのコミュニケーション講座もご用意していますので、リーダーを目指している方は是非受講してみましょう。
テレワークでのデメリットを無くすために当スクールへ
当スクールではテレワーク・リモートワークに特化した講座や、コミュニケーションスキルを学ぶ講座など様々な講座をご用意しています。対面式の指導だけでなく、オンラインでのWEB対面指導もご用意しているので、テレワークで無くなった通勤時間を勉強の時間に充てる…というのも一つの手段ですね。自宅で仕事ばかりの毎日が続いていて、テレワークが辛い…と感じるのであれば、スクールに通って自身のスキルアップをして気持ちを入れ替えるというのもおススメですよ。
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