パワーポイントの「頂点の編集」を覚えて活用しよう!

パワーポイントを使うのも慣れてきたけれど、「もうちょっと違う形の図形を描いてみたいな…」「もう少し形が違えば見やすいのにな…」と感じることはありませんか?基本図形ばかりを使用していると、いつも似たような資料ばかりになってしまう事があります。今回の記事でご紹介する「頂点の編集」を学べば、いつもと違うオリジナルの図形を作成することが出来ます。ちょっとしたひと手間を加えるだけで、資料作りの幅が広がりますよ。

パワーポイントは基本図形を編集できる

パワーポイントで、基本図形の色や枠線を変更する方法は知っている、という方が多いかと思います。しかし、「頂点の編集」と言われると「?」となってしまう方もいるでしょう。この「頂点の編集」という機能を使えば、直線を曲線に変えたり、頂点の数を増やしたり減らしたりして図形の形を変えることが出来ます。

基本図形の色や枠線を変更する方法も解らない…という方は、パワーポイントの基礎から学べるこちらの講座をおススメしています。

パワーポイントの「頂点」って?

パワーポイントの図形には基本的に「頂点」があります。次の図で見ると、黒い四角(■)で表示されているのが「頂点」です。

頂点の場所

通常、図形を選択しただけでは「頂点」は表示されません。「頂点」を表示するには、図形を選択した状態で、「図形の書式」タブから、「図形の編集」→「頂点の編集」を選択します。

「図形の編集」→「頂点の編集」を選択

パワーポイントの「頂点の編集」

では実際にここからはパワーポイントで「頂点の編集」をしてみましょう。先ほど紹介した方法で、頂点を表示させます。黒い四角をドラッグしてみましょう。

黒い四角をドラッグ

このように、図形の辺を伸ばしたり、縮めたりすることが出来ます。また、頂点をクリックすると辺に「白い四角」が表示されます。

頂点をクリックすると辺に「白い四角」が表示されます

この白い四角をドラッグすると、辺にカーブを付けることが出来ます。四角のドラッグする位置でカーブの曲がり方も変わるので、色んな位置に合わせてみましょう。

白い四角をドラッグすると、辺にカーブを付けることが出来ます

「頂点」の追加と削除

図形の頂点は、増やしたり減らしたりすることが出来ます。ここからは図形の頂点の「追加と削除」を説明していきましょう。まずは追加したい、もしくは削除したい頂点を「右クリック」します。すると次の画面が表示されるので、「頂点の追加」もしくは「頂点の削除」を選択しましょう。

「頂点の追加」もしくは「頂点の削除」を選択

パワーポイントの基本図形は様々な形があるので、あまり使う機会は無いかもしれませんが、覚えておけば様々な場面で活用できる機能なので是非覚えておきましょう。

「頂点の編集」を使えばこんなことが出来る

では実際に、「頂点の編集」を使うとどのような変形をする事が出来るのか見て行きましょう。まずはこちらの雲形の図形ですが、吹き出しにすると次のような画像になります。

吹き出しを選択

「しっぽ」と言われるこの部分を、違う形にしたいな…と思ったときに「頂点の編集」を使用します。まずはしっぽの無い雲形の図形を描画します。そして、先ほど紹介したようにホームタブ「図形の編集」から「頂点の編集」を選択し、頂点を表示させます。

ホームタブ「図形の編集」から「頂点の編集」を選択

そして尻尾を付けたい部分の頂点(■)をドラッグしましょう。その後、白い四角をドラッグして線の曲線を移動させ、好きな角度でしっぽを作成します。

白い四角をドラッグして線の曲線を移動させ、好きな角度でしっぽを作成

しっぽが付きました。それ以外にも、矢印の形を変えたり、円柱の形を変えたりなど「頂点の編集」を使うと一味違う図形を作成することが出来るので、色んな図形を変形してみて、自分の作りたい図形を見つけておくと良いでしょう。

パワーポイントを使いこなそう

今回の記事ではパワーポイントの「頂点の編集」についてご紹介しました。パワーポイントを使い始めたばかりの方だと、「そんな機能があるなんて知らなかった…」と思われたのではないでしょうか?

もちろん、この機能を知らなくてもパワーポイントで資料を作ることは十分出来ます。しかし、独学や何となくで覚えた知識でパワーポイントを使用していても、いつも同じような変わり映えしない資料を作り続けることになってしまいますね。

では実際に仕事で活用できるような資料を作るにはどうしたらいいの…?という方におススメなのが、当スクールでの専門的な講座の受講です。もし、ある程度パワーポイントの知識があって、自分のスキルをもっと高めたい、実践で使えるパワーポイントのスキルを学びたい!という方にはこちらの「PowerPoint実践」がおススメです。

ちなみに、パワーポイントに関する資格があるというのはご存知でしょうか?有名なものだと「MOS(MicrosoftOfficeSpecialist)」かと思いますが、ExcelやWordのMOSに関しては持っているけれど…という方も、「MOS PowerPoint」まで取得しておくと、転職活動などにも非常に有利です。その他にも「日商PC検定2級・3級対策講座」もご用意しています。パワーポイントの知識を身に着けるだけでなく、せっかくなら資格も所得したい!という方にはこちらの講座を是非受講してみて下さいね。

Close