人材育成に携わったり、後輩を教育する立場になった方は聞いたことがあるかもしれない単語、「NLP」や「コーチング」。聞いたことは有るけれど、一体何のこと?人材育成にどう役に立つの?と思われている方の為に、今回の記事では「NLP」と「コーチング」について解説していきましょう。
中には、「コーチングは学んだけれど、NLPについても学びたい…」だったり、「コーチングもNLPもどちらも学ぶべきなの?」といった悩みをお持ちの方もいるかもしれません。先に結論を述べておくのであれば、「どちらとも言えない」です。
NLPとコーチング、同じようで違いのあるこの二つについて理解する事によって、「今自分に必要なのはどちら?」というのが見えてくるでしょう。
現在人材育成・コミュニケーションについて悩んでいる方向けのおすすめ講座もご紹介していくのでどうぞ最後まで目を通してみて下さいね。
目次
NLP、と聞くとアメリカの何かの資格…?ぐらいの知識の方が多いかと思います。中には初めて聞いた!という方もいるかもしれないですね。「コーチング」は聞いた事があるけれど「NLP」は知らなくて、「コーチング」について調べていたら「NLP」にたどり着いた方も居るでしょう。
NLPの正式名は「 Neuro-Linguistic Programming」と言われ、「神経言語プログラミング」と訳します。コミュニケーションや能力開発のための技法の一つであり、簡単に述べると「信念」や「心・脳」にアプローチをかけていく技法、と表現できるかと思います。
NLPの技法はビジネスシーンだけに限らず、対人関係や家族間の悩みにも対応できる、という事で政治家・プロスポーツ選手の間でも学んでいる方がいるそうです。
対人関係や家族間の悩みにも対応できる、とお伝えしましたが、NLPの大きなメリットは「自己啓発」にアプローチしていけるという点ではないでしょうか。
「プログラミング」という単語にあるように、「私は○○だから○○が出来ない」といった思い込み=プログラミングを改善する効果がNLPにはあります。
マイナスな要素をプラスに変えて行けるような考え方が学べるという事で、メンタルトレーニングの為にNLPを学んでみるのもいいかもしれませんね。
当スクールでは「米国NLP協会認定NLPプラクティショナー講座」もご用意しているので、NLPに興味がある方はぜひこちらの講座もチェックしてみて下さい。
続いてはコーチングについて説明していきましょう。NLPよりは「コーチング」の方が耳にした事がある、という方も多いのではないでしょうか?
単純にスポーツなどで使われる「コーチ」のように、「教える」という意味を持ちますが、今回はビジネスシーンで使われる「コーチング」の技法について解説していきます。
余談ではありますが、「コーチ」の語源は「馬車」から来ています。「コーチ」という単語がハンガリーで馬車の産地であった「コチ」という地名から来ていると言われ、後々「馬車」という単語自体が「コーチ」と言われる形となりました。
馬車が「人を引っ張っている」というイメージから、人を導く、人を指導することを「コーチ」と指すようになったという訳ですが、現在では幅広い場面で「コーチ」という単語が使われるようになりましたね。
コーチングをするにあたって重要なのは「目的」を明確にするという事です。「コーチ」が「人を導く」という事を指すと説明しましたが、「目的」がハッキリしていないと「どこに導いたらいいの?」と困ってしまいます。
「コンサルティング」と「コーチング」が似ている、という話も聞きますが、「コンサルティング」は「目標までのすべての過程を提案する」というイメージで、「コーチング」は「目標までの過程を自分で考えさせる」というと違いが分かりやすくなると思います。
ではここからは、「NLPとコーチング」は何が違うの?という点についてお話していきましょう。似ている点も多いですが、詳しく見ていくと違いがあるNLPとコーチング。
二つの違いを把握しておくと、今自分に必要なスキルはどちらなのか考えやすくなるでしょう。
NLPとコーチングの目的はほぼ同じで、「能力を引き出す・促す」という事が目的となります。個人が本来持っている「能力」を活かせるように導くというのが大きな目的と言えるでしょう。しかし、「引き出す・促す」ために行う内容が変わってきます。
先ほどお伝えしたように「コーチング」は「目標に導く」というのが大きなポイントとなりますが、NLPはどちらかというと「自身の精神的な問題」を解決するというイメージになります。
結果としては目的は「能力を引き出す・促す」という点になるので混同しやすくなるのですが、アプローチするポイントが違ってくる、という所を頭に置いておくと良いでしょう。
まだちょっと違いがわかり難い…という方も居るでしょう。少し言い方を変えると、「コーチングは論理的・NLPは精神的」となります。
「コーチングは論理的」というのは、コーチングは行うにあたって会話のフローチャートの見本があったり、言葉遣いやロジカルシンキングなどを重視します。
ロジカルシンキングって?という方はこちらの講座を参考にどうぞ。
一方「NLPは精神的」という表現をしたのは、NLPは脳の機能や人の心理的な要素を重視して行うためです。「感情」のコントロール方法などもNLPの中には含まれるため、メンタル面に特化した方法と言えるでしょう。
現在、NLPやコーチングについて調べていると「NLPコーチング」という合体した単語を見かけることがあります。どういう事?NLPとコーチングは違うんじゃないの?と感じられる方も居るでしょう。
しかし、先ほどお伝えしたとおり目的は「能力を引き出す・促す」という所。そこで「組み合わせたら素晴らしいのではないか?」との考えから「NLPコーチング」を学び始める方が増えてきているのです。
NLPの精神的な要素を、コーチング技法に組み込む、というと解りやすくなるでしょうか。どうしてもコーチングだけでは相手のメンタル面や抱えてる悩みのケアまで手が届かないことがあります。
そこでNLPの脳に働きかける要素を組み込み、コーチングの技術を更に高めるために開発されている技法が「NLPコーチング」と言われています。
片方だけでは補えない点を、二つの技術を組み合わせることによってカバーしていこうという事ですね。
「NLP」や「コーチング」に関して調べていると、様々な会社や協会がセミナーやコースを用意しています。
NLPだけに特化したものや、コーチングを中心としたもの。または「NLPコーチング」を謳っているものなど、良く調べないと自分の学びたいスキルが学べない場合もあるので、スクールやセミナー選びは慎重に行うと良いでしょう。
ちなみに当スクールのNLPに関する講座は、米国NLP協会認定の資格が取れる講座となっているので、NLPに興味がある方は是非受講してみて下さい。
今回は「NLPとコーチング 学ぶべきはどちら?」という話題についてお話ししました。最初にも述べた通り、どちらにもメリットがあるので絶対にこっち!というのは難しくなります。また、「ビジネスコミュニケーションスキル」はNLPやコーチングに限りません。
今回の記事を読んで、自分の求めているコミュニケーションスキルはNLPやコーチングとはちょっと違ったかな?と感じられた方も居るでしょう。
当スクールでは他にも「ティーチングスキル(指導力)」や「プレミアムコミュニケーション」などのビジネスシーンで役に立つコミュニケーションスキルが学べる講座をご用意しています。
「わざわざスクールで学ばなくても、今はネットや本である程度学べるんじゃない?」と思われる方もいるでしょう。しかし、いくらネットの評判で良い本だとしても自分が調べたいことが絶対書いてあるとは限りません。
ネットで調べるにしても、自分の知りたいことや悩みの解決方法をピンポイントに見つけるというのは非常に難しいですね。
「本を探す手間、ネットで調べる手間」で大きく消費するのは「時間」です。ただでさえ忙しい時期、自分で効率の良い学習をする、というのは時間や労力をかなり消費します。
その点、スクールで学んだ場合の大きなメリットは、「時間の短縮」です。
当スクールでは無料体験・無料カウンセリングを行っているので「自分が学びたいこと・自分の悩みの解決法」を一人であれこれ悩むよりも効率よく見つけることが出来ます。
また、たくさんのコース・講座をご用意しているので自分に合った講座をご案内することが出来ます。その上、転職・就職サポートも充実しており、資格取得などの相談も随時受け付けています。
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