社内コミュニケーションを活性化!すぐできる4つのアイデア

「最近、社内の空気が悪いな……」「あの上司(部下・同僚)とうまくいかないな……」「情報の共有がスムーズにいっていないな……」などと、社内でのコミュニケーションの悩みは尽きないものです。自分は周りとうまくやっている、と思っていても周りもそう思っているとは限りません。

社内コミュニケーションの停滞はストレスの源になるだけでなく仕事の効率も落としてしまいます。この記事では、社内のコミュニケーションに限界を感じている方のために、社内コミュニケーションを活性化できる4つの実行しやすいアイデアをご紹介します。

社内コミュニケーションを活性化するメリット

従業員が4名集まって楽しそうに一つのノートパソコンを覗いている写真

最近では「社内コミュニケーションを活性化」というフレーズを耳にすることが多くなってきているかと思います。意味は何となく分かるけど、実際コミュニケーションを活性化したらどうなるの……? と感じる方も居るかもしれません。そこで、ここからは社内コミュニケーションを活性化することによってえられるメリットについて説明して行きましょう。

モチベーションアップにつながる

円滑なコミュニケーションが取れることによって、社員のモチベーションアップにつながります。上司から部下への声かけであったり、部下から上司へ質問・意見をする機会を意識的に作るだけでも、社員全体の仕事への意欲が上がってくるでしょう。

コミュニケーションの活性化を行うとともに、社員全体のモチベーションがアップするというのは大きなメリットと言えます。

離職率が下がる

人間関係の問題は離職の原因のもっとも大きなものの1つです。人材難の続く日本にあって、コミュニケーションを活性化することによって人間関係のストレスを軽減し離職率を下げられることは大きなメリットとなります。

また、社内のコミュニケーションが活性化することにより、上司と部下に信頼関係が生まれます。するともし、離職を考えたとしても身近な存在に相談する機会ができるため、これも離職率の低下につながるでしょう。

社員育成にもつながる

社内コミュニケーションを活性化させる、と一言で表しても、ただ相手と会話をする、という訳ではありません。活性化させるために社内研修を見直したり、個人個人でコミュニケーション力を高めようとすることにより社員育成にもつながります。また、コミュニケーションの活性化により、情報やノウハウもよりスムーズに共有されるようになり社員の成長に結び付きます。

社内コミュニケーションを活性化する4つのアイデア

それでは、社内コミュニケーションを活性化するには具体的には何をすれば良いのでしょう? 取れる手段は無数にありますが、ここでは実行に移しやすい代表的なもの4つに絞ってご紹介していきます。

コミュニケーションツールの活用

世界地図へ指を指している写真

社内コミュニケーションを活性化するには、社員間でスムーズなやり取りを行うために「コミュニケーションツール」を活用することが必要不可欠です。ICT時代に合ったコミュニケーションツールを採り入れるのはもちろん、今使用しているツールが社内できちんと活用されているかどうかも、一度見直してみると良いですね。

情報伝達をスムーズに

業務を行っている時、連絡事項のやり取りやスケジュール管理はきちんと行えていますか? なんとなく業務に滞りを感じる……という場合、使用しているコミュニケーションツールが不便という可能性もあります。チャットのような簡単にコミュニケーションが取れるツールをうまく活用できると、情報伝達がスムーズになるでしょう。

社内の形態にあったツールを選ぶ

リモートワークが主流となりつつある現代、コミュニケーションツールも様々なものがあります。チャットに特化したものや、通話に特化したものなど多数のコミュニケーションツールがあり、それぞれメリットデメリットがあるので、社内の形態にあったツールを選ぶようにしましょう

社内コミュニケーションを活性化するために使用するのであれば、「社員全体が活用できる」というのも重要であり、限られた社員しか使えないのでは意味がありません。また、社員のオフの時間を拘束してしまわないような運用にすることも大切です。

新しい社内の研修を行ってみよう

スーツ姿の3人がノーパソコンを覗いている写真

会社によって様々な研修を行っているかと思います。しかし、現状社内コミュニケーションが活性化されていないな……と感じるのであれば、新しい研修を行う、というのも一つの手です。研修は必然的に会話する機会が生まれる上に、社員全体のスキルアップにもつながります。研修がマンネリ化しているな……と感じる場合は新しい研修を取り入れてみましょう。

ウィークポイントを見直す

新しい研修を行うにあたって、重要なのは「社内全体のウィークポイントを見直す」ということです。毎日の業務がマンネリ化してくると、社内全体の空気も悪くなりますし、効率もどんどん悪くなってきてしまいます。そこで、「社内のウィークポイントはどこか?」ということを社内全体で相談しあうことによってコミュニケーションの機会が生まれ、ウィークポイントを見直す機会も生まれます。粗探しになってしまっては逆効果なので、常に「どう改善できるか」を考えた建設的な話し合いを心がけましょう。

共通の課題を探そう

先にお話しした「ウィークポイントを見直す」と重複してしまう点もありますが、社員間での「共通の課題を見つける」というのもコミュニケーション活性化の一つの手段です。そして、その課題に対する研修を行うことによって社内全体のスキル・業績アップにもつながります。新しい研修をしてみたいけどどうしたら良いか……という場合には、当スクールでは研修行うにあたって有効なスキルを学ぶ講座もご用意しています。

社内イベントの見直し

5人で楽しそうにトレッキングをしている集合写真

最近では社内で様々なイベントを行う企業も多いです。しかし、そのイベントが社員にとって負担になってしまっていたり、参加率が悪いイベントとなっていたりする場合もあります。業務以外でコミュニケーションを取れる場として、社内イベントの見直しをするのも重要ですね。

体を動かすイベントも人気

「運動会」や「ボーリング大会」など体を動かすイベントは社内イベントの中でも開催しやすいものの1つです。普段デスクワークばかりの業務中心の会社であれば、社員全員で体を動かすというのはとても新鮮なイベントかもしれません。普段とは違う姿を見ることで、社員間のコミュニケーションも盛り上がるのではないでしょうか。逆転の発想で、リモートで運動会を行う企業も出て来ていますよ。

「皆が楽しめる」が大前提

体を動かすイベントを紹介しましたが、中には運動が苦手な社員もいるでしょう。そんな社員でも楽しめるように、工夫をすることが必要です。全員の要望を叶えるというのは難しいかもしれませんが、社内でイベントを行うのであれば「皆が楽しめるイベント」を目指しましょう。明らかに楽しめない人がいるような旧来のイベントは思い切った見直しや廃止も必要です。

「オフの空間」を充実させよう

仕事中に食事をしている写真

業務に関するコミュニケーションの場を見直すのも重要ですが、社員の「オンとオフ」の使い分けをしっかりするというのも社内コミュニケーションを活性化するには有効な方法です。特に「オフの空間」を充実させることによって社員のモチベーションアップにつながるうえ、リフレッシュし業務効率を上げることにもつながります。

社員食堂の見直し・社員カフェスペースの設置

企業によっては社員食堂を設置しているところもあるかと思います。実際の社員の利用率はいかがでしょうか? 社員食堂の利用によって、社員同士のコミュニケーションの場を設けることができるメリットがあります。また、社員のモチベーションアップのためには値段を負担のないものにし、利用しやすくするのも重要です。

社員食堂がない中小企業でも、カフェスペースなどの社員が一息つける場を設けるという方法があります。社内が仕事できる場でしかない、というのも社員のモチベーションが下がる一因になります。気持ちの切り替えを行うにも有効ですし、普段業務を行う場所とは別に、気軽なミーティングを行う場所としても適しています。

リモートワークであっても、業務とは別に敢えて雑談する時間やルームなどを設けることでコミュニケーションを活性化することができます。業務から離れてコミュニケーションできるようにすることが肝要なのです。

「ランチタイム」はとても重要

午前の業務が終わって、午後の業務に取り組むために「ランチタイム」をどう過ごすかはとても重要になってきます。昼食をしっかり取らなくては業務に差し支える、ということでランチタイムに対する補助を行う企業も増えてきています。

昼食代の補助があったり、指定のお店での食事に対するサービスがあったり、先にお伝えした社員食堂の充実もその一つですね。充実したランチタイムを過ごすことで、社員のリフレッシュになり、コミュニケーションの活性化にもつながるでしょう。

「コミュニケーション力」はビジネスに必要不可欠

2人の従業員が一つのデスクトップパソコンを覗いている写真

今回の記事では社内コミュニケーションの活性化についてお話しました。実行に移しやすいアイデアをいくつか紹介しましたが、コミュニケーションであるだけに実際にアイデアを形にする場合には細部の調整能力なども必要になるでしょう。現在、コミュニケーションの活性化について悩んでいる、という方はどんどん増えています。そのためにも、「コミュニケーション力を養う」というのは非常に重要なポイントとなります。

「上司」も「部下」も関係ない

「コミュニケーション力を養う」ということについては、「上司」も「部下」も関係ありません。「社員全体」がコミュニケーション力を高めて行かなくては、社内全体のコミュニケーションの活性化にはつながりません。社歴が長い社員と新卒社員ではスキル・経験ともに差があるため、様々な障害が発生する場合があります。そこをお互いにカバーできる環境を作っていくということが、社内コミュニケーションの活性化につながっていくのではないでしょうか。

社内活性化のためにコミュニケーションを学ぶ

業務についての研修は行えるけれども、「コミュニケーション力を養う」ためにはどうすれば良いのか……となった時、一度プロの手を借りてコミュニケーションを学ぶというのが一番有効な手段でしょう。実際に、当スクールではコミュニケーションについて悩む企業や個人のお問い合わせが絶えません。

それだけ、「コミュニケーション」というものがビジネスにおいてとても重要な役割を担っているということですね。お問い合わせの内容も、上の記事にあるように様々な内容となっています。「上司」の立場での悩みもあれば「部下」の立場での悩みもあります。当スクールではそれぞれの悩みに合わせた複数の講座をご用意しています。就活中からコミュニケーションスキルを学ぶための「対話力養成」の講座も含めた総合講座も人気の一つです。

「コミュニケーション」を「自然に身につくもの」と捉えているようだと、いつまでも現状は良くなりません。なおかつ、業務を円滑に進めるためには「コミュニケーションの活性化」は必要不可欠となります。現状の業務内容や、社内の空気に不安があるようであれば、一度「社内コミュニケーションの活性化」に目を向けなおしてみましょう。その上で、「コミュニケーションを学ぶ」ために当スクールの講座の受講を是非検討してみて下さいね。