
そろそろ今年も終わり。来年に向けてキャリアチェンジやスキルアップを考えている方も多いのではないでしょうか。そんな時、就職・転職への強い味方となるのがExcelスキルを証明するMicrosoft Office Specialist(MOS)Excel資格。事務職・販売職・営業職など、職種を問わず幅広い分野で求められる資格です。AIが進化している時代に、「Excelって本当に必要?」と感じる方もいるかもしれません。しかし多くの企業では、今なお“仕事のベース”としてExcelが活用されています。今回は、そのExceIスキルを証明するMOS Excel資格についてご紹介します。

MOS Excel資格は、Microsoft社が公式に認定している国際資格で、 Excelの機能をどの程度使いこなせるかを客観的に証明できるものとして、国内外で高い人気を誇ります。レベルはSpecialist(Excelの基本操作ができる一般的なレベル)とExpert(より高度なExcel操作ができる上級レベル)の2つがあります。
大きな特徴は、単なる知識問題ではなく、実際にExcelを操作しながら課題を解決する実技形式で試験が行われる点。そのため、MOS Excel資格に合格することは、Excelを「実務レベル」で使いこなせるスキルを身につけていることの証になります。就職・転職はもちろん、業務効率を高めたい方にとっても、実用性の高い資格と言えるでしょう。

MOS Excel資格はレベルによって学習範囲が異なりますが、今回は実務で必要となる範囲をしっかりとカバーできると言われる「Specialist」で学ぶ内容をお伝えします。
MOS Excel資格の学習では、Excelを効率よく使うための土台となるスキルを身につけます。ワークシートやブックの管理方法、表示倍率の調整、行・列幅の変更、ウィンドウ枠の固定など、作業画面を整える基本操作を学ぶことで、日々の業務がぐっと進めやすくなります。あわせて、セルへのデータ入力や表の作成、書式設定、並び替えやフィルターを使ったデータ整理など、情報を見やすくまとめるスキルも習得します。ただ数字を並べるのではなく、「どこを見ればいいのか」「何を伝えたいのか」、見る人を意識した表を作れるようになるでしょう。
「数式は難しそう」「関数は苦手」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、試験で扱うのは、実際に仕事でよく使われる基本的なものが中心。例えば、合計を算出するSUM、平均値を求める AVERAGE、条件に合うデータだけを集計する IF や COUNTIF など。こうした関数を使うことで、手作業で計算していた数字を自動化し、データを整理しやすくなります。

今回は、MOS Excel資格のファーストステップであるSpecialistの学習内容について詳しく紹介しました。どの業界でも活用できるスキルですので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
資格とキャリアのスクールnoaでは、MOS Excel資格の取得を目指せる講座を開講しています。受講は、WEB対面(オンライン)・対面指導の両方のスタイルから選べますので、ご興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。