
参加者からのアンケートで浮き彫りになった「社員の高齢化」や「若手の早期離職」といった地域企業の共通課題を踏まえ、柴橋は団塊の世代が75歳以上となる「2026年問題」や、予測される644万人の労働力不足を伴う「2030年問題」を解説しました。
さらに、「育成しないコストは、育成するコストより遥かに高い」と警鐘を鳴らし、社員1人の離職による損失が約300万円に上ること、学びの機会がない企業では生産性が40%低下し、採用への応募数も半減するというデータを提示。リスキリングは単なる福利厚生ではなく、企業の生存をかけた「未来への投資」であるという考えへの転換を訴えました。
中小企業こそ、全社員が学ぶ「学びの文化」を根付かせることが、大手に対抗しうる「採用ブランド」に繋がるとも提言。未経験者を人柄重視で採用し研修で育てる企業や、人事担当者自ら他職種のスキルを学んだ企業など、「小さく始めて成果を出す」具体的な成功例を紹介し、学ぶ環境さえあれば企業規模を問わず変革は始められることを伝えました。
AIを「仕事を奪う脅威」ではなく、「不足を補うパートナー」として使いこなす視点の重要性を強調しました。人間にしかできない「部下の変化への気づき」や「次世代リーダーの育成」といった領域にリソースを集中させる、AI時代における組織変革の方向性を示しました。
講演の結びとして、リスキリングが企業にもたらす価値として以下の3点を挙げました。
成功のポイントとして、学んだことを現場で活かす「環境づくり」、経営と現場をリンクさせる「連携」、そして完璧を目指さない「スモールスタート」も併せてご紹介しました。
柴橋は、「リスキリングはコストではなく投資。一人ひとりの成長が、組織の未来を創ります」とのメッセージで講演を締めくくりました。
ワークアカデミーは今後も企業の人材育成やリスキリング支援を通じて、人と会社がともに成長できる社会の実現に貢献してまいります。
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