新しい価値観。パーパスドリブンとは~個人編~

前回は、企業におけるパーパスドリブンの重要性について紹介しました。しかしながら、パーパスドリブンは決して企業のものだけではありません。多様性の進む現在、どのような働き方をして、生きていくのか。個人がパーパスを持つことは主体的な人生を送る上で、とても重要な役割を担います。今回は、個人におけるパーパスドリブンについて詳しく見ていきましょう。

パーパスを持つメリットとは

個人がパーパスを持つことには、さまざまなメリットがあります。その中でも大きな二つのメリットをご紹介します。

自分らしい働き方を選択できるようになる

コロナ禍以降、ますます広がった多様な働き方。在宅ワークが可能な会社で働くことや、時間や場所、組織に捉われないフリーランスという働き方を選択すること。また、趣味と仕事をどちらもとことん追求するパラレルキャリアを実現させるなど、その選択肢はたくさんあります。先述したようにパーパスを明確に持つことで、自分の人生において大切なことを自覚することができ、その考え方に沿った働き方を主体的に選択できるようになります。

持続的なモチベーションの維持と成長につながる

自分自身のパーパスを持っていると、目の前の業務だけに追われるのではなく、長期的な視点でキャリアや成長を考えられるようになります。また、仕事や人生の中で大きな壁にぶつかった時も、「何のために自分は頑張るのか」という揺るがない軸を持っているので、そこからモチベーションを取り戻すことができるでしょう。

自分のパーパスの見つけ方

これまでパーパスを持つメリットを紹介してきました。しかし、自分のパーパスを見つけるのは難しそうだなと感じる方も多いでしょう。ここでは、パーパスを見つけるための手段を具体的にお話します。

まずは自己分析を行う

自分のパーパスを見つけるには、自分自身の価値観を正しく理解することが大事です。これまでの人生で起こった出来事を思い出しながら、「自分が時間を忘れて熱中してきたこと」や「心を動かされた経験」などを整理してみてください。また、日頃から流れるニュースの中で、「どのような社会課題に興味があるのか」「その課題に対し自分には何ができるのか」を考えてみるのもいいでしょう。自分の経験や強みを活かせるパーパスの方向性をより鮮明にすることに繋がるはずです。

実際にアクションを起こしてみる

次は実際にアクションを取ってみるといいでしょう。例えば、興味のある社会課題について書籍やインターネットを活用して調査をしてみる。さらに興味が湧いたら、関連するイベントやセミナーに参加してみるなど、少しずつ深堀りしてパーパスを明確にしていくとよいでしょう。

定期的な見直しも大切

最後に、パーパスは「一度決めたら終わり」というものではありません。ライフステージの変化や、経験を積む中で新たな気づきに出会うなど、価値観は常に変化するものだからです。「このパーパスは今の自分に合っているのか?」ということを定期的に確認し、必要ならそれらをアップデートするといいでしょう。大切なのは行動しながら考えること。まずは実践し、違和感を感じたらその都度パーパスを見直しましょう。

パーパス実現のために

2回に渡り紹介してきた「パーパスドリブン」ですが、もし皆さんが組織人なら企業と個人、それぞれのパーパスを重ねていくとよいでしょう。日々の取り組む業務が自分自身のパーパスに繋がるものであれば、仕事も意欲的に取り組むことができ、高い成果をあげることができるでしょう。また、パーパスを実現するために、時には新しいスキルを身につけることが必要になる場合もあるでしょう。自分のパーパスを達成するために、どのようなスキルを習得したいのか、悩んだ時には<資格とキャリアのスクールnoa>のキャリアアドバイザーにご相談ください。

~無料の体験講座やカウンセリングもありますので、お気軽にお問い合わせください。~