コロナ禍をきっかけに急激に進んだ働き方改革。理想のワークライフバランスの実現に一役買ったのではないでしょうか。しかし、今年の5月8日、新型コロナウイルスが感染症法上の「5類感染症」に新たに分類。それに伴いこれまで実施してきたテレワークの廃止を決断する企業が出始めました。今回はテレワークの現状と、時間や場所にとらわれない自由な働き方を目指したい働き手の今、そしてその実現を可能とする専門的なスキルについてお話しします。
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先ほど、テレワーク廃止に向け舵を切りだしている企業があるという現状を紹介しましたが、公益財団法人 日本生産性本部が行った調査によると新型コロナウイルスが5類に移行した今、企業でのテレワーク実施率は過去最低をマークしたそうです。 (注1)
出社回帰の理由はさまざまですが、そもそもテレワークは緊急事態宣言中の限定的な措置だったという企業もあれば、業務効率の低下や社員間でのコミュニケーションの不足、出社しないと業務のできない社員との不平等など、数多くの理由が企業から挙がっています。しかし、これら企業の動きとは異なり、働き手の意識としてはテレワーク継続を願う意向が高く、調査ではテレワーカーの8割以上が「コロナ収束後もテレワークを行いたい」と答える結果となっています。(注2)
注1,2)出典:公益財団法人 日本生産性本部“第13回 働く人の意識調査” 2023.08.07
https://www.jpc-net.jp/research/detail/006527.html(2023年8月9日)
このように企業と働き手の意向に相違が生まれた今、労働市場ではフルリモートで働くことのできる環境を求め転職していく人が後を絶たない状況です。もちろん、強制的にテレワークが終了したことに対して不満を持ちつつも出社の意向に従うという方が大半ですが、会社員という立場をやめて、フリーランスやギグエコノミーという組織に属さない新たな働き方を始める方もいます。ここでは、そのフリーランスやギグエコノミーについて紹介します。
フリーランスとは、組織に属さず企業や個人と契約して仕事を請け負う人のことを言います。プロジェクト単位で契約して業務を受注するため、ある程度大きな仕事を請け負い、まとまった期間をそのプロジェクトに注力することになります。自らのスキルや評価が収入に直結するため、専門的で高度なスキルと共に顧客の開拓や取引先との関係を良好に保つなど高いコミュニケーションスキルも必要となります。
対してギグエコノミーとは、インターネットを通じて単発の仕事を請け負う働き方で、世界各国、多くの職種で広がっています。フリーランスに比べて細かく業務が振り分けられているので、仕事の単位が小さく隙間時間に副業としても始められることから人気が高まっている働き方です。また、ギグエコノミーは、誰でも挑戦できる簡単なものから専門性を要するものまで、多種多様な業務があるのも特徴です。
これまで理想のワークライフバランスを実現するための働き方を紹介してきました。しかし、フリーランスにせよ、ギグエコノミーにせよ組織に属さず個人で活動するのは自由度が格段に増す一方、安定した収入が得にくいというリスクも付き物です。それぞれの道で活躍するには高い専門的なスキル・実践力が必要不可欠なのです。
それらのスキルは独学でも身につけることができますが、より効果的に高度なスキルを習得するにはスクールで学ぶのがおススメです。資格とキャリアのスクールnoaでは、フリーランスや副業といった自由な働き方を実現できる「なりたい自分」になるための講座やコースが充実しています。
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