まとまらない会議をまとめる。「ファシリテーションスキル」とは(後半)

前回は、ファシリテーションスキルとは何か、またスキルを身につけるメリットなどをご紹介しました。今回はさらに踏み込んで、ファシリテーションスキルを習得するための具体的な技法やそのトレーニング方法をお伝えします。

ファシリテーションスキルを身につける代表的な技法・トレーニング

前回ご紹介したファシリテーションスキルを支えるコミュニケーション能力と、論理力。これら2つの基礎能力は、実践の場では4つのスキルに分類されます。

・意見が出やすい環境を整える「場のデザインスキル」
・膨大な意見を整理する「構造化スキル」
・相手の本音を引き出す「コミュニケーションスキル」
・異なる意見をまとめる「合意形成スキル」

これらのスキルを身につけるための技法はたくさんありますが、今回はその中から特にポピュラーなものを紹介します。

ファシリテーション・グラフィック

対話や会議の中で交わされた意見などを、その場でホワイトボードや模造紙に絵や文字・図を使って「視覚化」することを、ファシリテーション・グラフィックと言います。1970年代にアメリカで発祥した技法と言われ、現在、日本でもさまざまなシーンで議論を推進する手法として重宝されています。視覚化することで、参加者全員が議論の全体像を共有でき、散らばった意見が整理され、情報を構造化して見ることができるという大きなメリットがあります。

ファシリテーション・グラフィックを習得するためのトレーニング例

実際にファシリテーター役を設定し、会議を行いながら、出てきた意見をホワイトボードや模造紙などに書き出す練習をします。

その際のポイントとしては

・似ている意見は同じ色を使ったり、ひとつの枠の中にまとめる。
・関連する意見や対立する意見など、それぞれの関係性を矢印や記号・絵などで一目見て分かるように分類する。
・どのフェーズについて話をしているのか「現状」「課題」「解決策」などで明確にカテゴリー分けする。

などが挙げられます。そして周りから客観的なアドバイスを受けることでファシリテーション・グラフィックを習得することができるようになります。

ファシリテーションスキルを確実に身につけたいなら

いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した「ファシリテーション・グラフィック」は、ファシリテーションスキルを支える代表的な技法です。

資格とキャリアのスクールnoaでは、「ファシリテーション・グラフィック」に加え、さまざまなコミュニケーショントレーニングや論理力トレーニングなどを実践を通して学ぶことができます。

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