受注者にとって発注するかどうかの判断材料になるのが見積書。契約の有無を左右する大切な書類だからこそ、わかりやすく見やすいものを提示して、お客様の心をくすぐりたいですよね。
エクセルは、見積書作りに最適です。税抜、消費税、総額の計算から、発行日の入力まで。電卓を叩かなくても、自動で計算してくれるのでミスを防げます。そしてなにより、自分の目的に沿った見積書を作れるのが特長です。簡単な操作で時間もかかりません。一目見ていいなと思う、お客様の心を掴む見積書を作りませんか?
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いきなり白紙の状態から見積書の形を考えて作るのは難しいですし、時間も掛かります。そこで、簡単ですぐにできる、エクセルの「テンプレート」機能をご紹介します。
エクセルの機能には、Microsoftが提供する「office.com テンプレート」が備わっています。その中には見積書をはじめ、スケジュールやチェックリスト、請求書など、ビジネスに適した雛形・定型文がたくさんあります。シンプルな書類が多いですが、無料でダウンロードできるので、かなり活用できます。
『office.com テンプレート』の見積書をダウンロードします。見積書以外のテンプレートも同じ方法でダウンロードできます。
関数の「=TODAY()」がテンプレートに入っているので便利です。見積書作りで起こりがちなミスは発行日の記入、入力漏れ。急いでいる時ほど忘れやすい、日付が自動で入力されるのはかなりありがたいです。
また、この『見積書2 Excel』では、なんと発行日にプラスして『本見積書有効期限』まで自動計算してくれる優れもの! こちらではfx=I1+31(発行日+31日)となっていますが、有効期限を変更したい時は末尾の数字(31)を好きな日付に変更すれば変えることができます。
数式が入っているので自分で計算をする必要がなく、計算ミスの心配がありません! 他にも様々な関数が入っているエクセルは、計算書作りに適しています。
※【注意点】合計欄の消費税は以前のものになっているので変更の必要があります。
テンプレートの数式を消してしまうと自動計算ができなくなるので、使いはじめる前に保護することをおすすめします。
※校閲>シートの保護をクリックすると簡単に解除できます。
様々なアレンジができますが、ここでは「総額」をもっとわかりやすく、上部にも入れたいと思います。
ネットで検索すると、様々な見積書ソフトがヒットします。最初から雛形があり、運用できるソフトは便利です。しかし、見積書ソフトの残念な点は「この項目はいらないんだよな…」、「こんな項目が欲しいんだけど…」という細かな応用が利かないことです。
その点、エクセルはいらない項目を削除したり、増やしたり、デザインを変えることもできます。様々な可能性が備わったエクセルは、長い目で必ず業務改善に繋がります。ぜひ活用して、あなたにしか作れない魅力的な見積書作りを目指してください。