「コミュニケーション」と聞くと、うまく出来ない…どうやったらいいかわからない…など不安になってしまう、という方はいませんか?自分としては頑張って「コミュニケーション」を取っているつもりでも、なんだかうまく会話や意思の疎通が出来ていない気がする…と自信が無くなってしまう事もありますね。
そういう方は意外と「相槌」が出来ていない可能性があります。「相槌」ってコミュニケーションの中でそんなに重要なの?上手な相槌ってどういうの?といった疑問など、今回の記事ではコミュニケーションにおける「相槌」について解説していきましょう。
目次
「相槌」と聞くと「うん」「はい」などの単語を、相手が話している時に挟むこと、ぐらいの感覚の方が多いのではないでしょうか?
しかし、コミュニケーションにおける「相槌」はそう簡単なものではありません。「相槌」につい学んでおくことによって、現在よりも円滑なコミュニケーションが取れるようになるでしょう。
ではまず、「相槌とは何か?」という点について解説しましょう。相槌の語源は、鍛冶屋でメインで金属を打つ職人の向かいで「槌」を打つ助手のことから来ていると言われています。タイミングよく「槌」を打たないとよいものが作れない…と考えると「相槌」のイメージも湧きやすくなるかもしれませんね。
現代では基本的にコミュニケーションの場で使われる間投詞を指します。
とはいっても、コミュニケーションにおいて「相槌」ってそんなに重要なの?と思われるかもしれません。「相槌」をうまく活用することによって、「相手が話したいことを引き出すことが出来る」「相手の緊張をほぐすことが出来る」などさまざまなメリットが生まれてきます。
逆に、「相槌」がうまく出来ていないと「相手の話を遮ってしまう」「相手を不快にさせてしまう」といったデメリットが発生することもあります。
このように、コミュニケーションにおいて「相槌」はとても重要なポイントと言えるでしょう。
コミュニケーションにおいて大切なのは、「相手の意見を聞くこと」です。もちろん「自分の意見を伝える事」も大切ですが、自分の意見を一方的に伝えているだけではコミュニケーションとは言えません。
ただ相手の言っていることを聞くだけではなく、「相槌」をうまく使い相手の言いたいことを「うまく引き出す」ことが出来れば「聞き上手」と言えるでしょう。
相手の話をうまく聞くことが出来て「聞き上手」になるとメリットが沢山あります。まず、「聞き上手」の人は「好感度が高い」です。どうしても自分の意見をうまく言えない人や、自分の意見を聞いてほしい!という人は話をじっくり聞いてくれて、しかも言いたいことをくみ取ってくれるという「聞き上手」はとても好意的に感じられます。
その上、聞き上手は「情報をインプットしやすい」というメリットもあります。聞き上手の人自身が、相手の話を分かりやすく聞き取ろう、という考えが働くため、ただ話を聞くよりも相手の情報や知識を身に着けやすいと言えるでしょう。
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続いては、「相槌」をマスターするにあたって抑えるべきポイントを「効果的な相槌」と「NGな相槌」に分けて紹介していきましょう。
「相槌」もただ会話に挟めばいい、という訳ではありません。効果的な「相槌」を使う事によって会話をスムーズに進めることが出来ます。
相槌の手法としてよく使われるのが「オウム返し」。これは話している側が上手く話せないときなどにも有効な手段です。
例としては、
よりも
と言われた方が、「あ、私の話を聞いてくれている」と感じませんか?
オウム返しも過度な使い方をすると相手を不快にさせてしまう事がありますが、うまく使えばコミュニケーションの場においてスムーズに話を進めやすくなるでしょう。
「相槌」には「しぐさ」も大切となります。頷きながら聞いたり、表情を気を付けたり…などありますが、一番大切なのは「相手の目を見る」事です。相手のことをジーっと見つめる、というよりかは、こちらも相手の「表情やしぐさ」を気を付けて見ることによって相手の伝えたいことが読み取りやすくなります。
逆に、相手の目も見ずに相槌を打っていると、「この人本当に私の話聞いてる…?」と思われてしまいます。
相槌で使う単語にも様々なものがあります。ずっと「はい」や「うん」ばかり使っていると、話している相手もだらけてきてしまいますし、聞いている側もどんどん疲れてきてしまいます。先ほど紹介した「オウム返し」を使うのももちろん有効ですし、「なるほど!」と共感してみたりするのも良いですね。
「そうなんだ」という単語ひとつとっても、「そうなんだ!(驚く)」「そうなんだ…(悲しむ)」と、言い方ひとつで相手に与える印象は大分違ってきます。
一方で、相手に不快な思いをさせてしまう「NGな相槌」もあります。ついつい「聞く」事をおろそかにしていると出てきてしまいそうな相槌なので、今一度自分がこんな相槌をしていないか注意しましょう。
「はいはい」や「なるほどなるほど!」といったように、同じ単語を繰り返すのはどうしても軽く相槌を打っているような感覚になってしまいます。つい使ってしまいがちな相槌ではありますが、相手に「この人本当に聞いてる?」という印象を与えがちなのがこの「同じ単語を繰り返す」ことです。
話を聞くことに夢中になっていると、ついつい頷くだけで済ましてしまいがちになります。しかし話す側も話すことに夢中になっていると、相手の反応に気を配れない場合があります。そんな時、適度な相槌があれば相手も話しやすくなるのですが、頷いているだけでは相手もあなたの反応がわからなくなってしまいますね。
特に1対1で話をしている時、相手からのレスポンスが全くなく一方的に話していると話す側も話しにくくなってしまいます。そんな時、聞き上手な人は適度な「相槌」を打つようにしているのです。
相手が話している時にかぶせ気味に相槌をしてくるパターンがあります。
これはちょっと極端な例ですが、相手の話が終わっていないのに相槌を挟むのは相手が話しにくくなってしまいますね。話の区切りの良い所で相槌を挟むようにすると、相手も話がしやすくなります。
「相槌」について解説してきましたが、コミュニケーションの場ではもちろん「相槌」以外にも様々なスキルが必要となってきます。今現在、自分がコミュニケーションのスキルが足りていない…職場でのコミュニケーションに関して悩んでいる…という方は、一度コミュニケーションに何が必要か?という事を知っておくと良いかもしれません。
今回の記事では「相槌」に重点を置いて、「聞く力」についてお話してきました。しかしコミュニケーションは一方通行では意味が無いので、もちろん「伝える力」も重要となります。
そこで「伝える力」を身に付けるために「プレゼンテーション」のスキルを身に着けるというのも一つの手です。「プレゼンテーション」と聞くと仕事や商談で使う「プレゼン」の事?と思われるかもしれませんが、noaのプレゼンテーションスキル講座では「伝える力」を学ぶことが出来るので普段の社内コミュニケーションの活性化にも役立つ講座内容となっています。
会話をしている時に、笑顔で話を聞いてくれる人と俯いて話を聞いてくれる人ではどちらが印象が良いでしょうか。特に初めて会話するときの「第一印象」は大切です。相手に良い印象を与える、というのはコミュニケーションを円滑に進めるためには必要な事の一つ。
多少話下手な所があっても、「印象がいい」というだけで相手の見方は変わります。そんな「印象のいい人になるコツ」などが学べる「対話力養成講座」を含め、先に紹介した「プレゼンテーションスキル講座」も学べる「ビジネススタンダードコース」は新入社員の方にもおススメのコースの一つです。
コミュニケーションをしっかり学びたい!と思っている方も、こちらのコースを受講すれば基本のコミュニケーションをしっかり学ぶことが出来ます。
コミュニケーションにおける「相槌」について説明してきましたが、いかがでしたか?今までコミュニケーションはそれなりに取れていたけれど、「相槌」について考えてみたことは無かった、という方が多いのではないでしょうか。
「相槌」といっても今回お話しただけでなく、様々な手法があります。「オウム返し」一つとっても「効果的なオウム返し」もあれば「意味のないオウム返し」もあります。コミュニケーションを円滑に進めるようになりたい、と言っても自分一人で学ぶというのは難しいものがあります。そこでスクールで学ぶことによって、コミュニケーションのプロ講師から理論的な「コミュニケーションスキル」を身に付けて見ませんか?
ビジネスシーンにおけるコミュニケーションは、ただの会話とは違ってきます。円滑にコミュニケーションが取れていないと会社の利益に響くこともあるのです。今回いくつかの講座も紹介させて頂きましたが、まずはnoaの「無料カウンセリング」で是非相談してみて下さい。あなたに合った効率の良い講座をご提案させて頂きます。