後輩指導が上手くいくかは「育成プランの立て方」によって決まるんです

スクールの様子

こんにちは、インストラクターのニシヤマです。 私からは育て方や教え方で悩んでいらっしゃる方に向けて

「伝える、教える、そして育てる」をテーマに情報発信をしています。

第3回目は「後輩指導~プラン編~」

後輩育成が上手くいかなくて悩んでいる方が多い事は前回の記事でもお伝えしましたが、 上手くいかない理由の1つに「育成プランの立て方」があります。

「明日は何を教えようかなぁ・・・」

「とりあえず今日はこの雑務を片付けてもらおう!」

「失敗されたら後が大変だから得意そうな仕事をやってもらおう」

という風に考えてませんか?

通常のお仕事や業務でも必ず事前にプラン(計画)を立ててから実行にうつされていると思うのですが、後輩育成という業務もこれと全く同じです。

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1.後輩が今できる事は何か、知らない事は何かを把握する(スタート地点)

2.何ができるようになるまで育てるのか(ゴール地点)

3.いつまでに育てるのか(期間)

4.どのような方法で育てるのか(方法)

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少なくとも上記の4点は事前に本人から話しを聴いたり、上司と相談して決めておく必要があります。

その上で、1ヶ月単位、または1週間単位で小さな目標を立て、そのプランを後輩本人と共有した上で育成をスタートします。

例えば、事務未経験の後輩を 「3ヶ月後には一人で売上の月末事務処理ができるようになる」をゴールとして育成する場合、

1ヶ月目の小さい目標は「一通りの業務を知る」、 2ヶ月目の小さい目標は「先輩に聞きながら月末書類ができる」、 3ヶ月目がゴールなので「一人で月末処理ができる」です。

ここで大切なのは、育成をスタートする前に必ず後輩本人とプランを共有(納得)しておくことです。「3ヶ月後に一人でできるようになる」というゴールを見せておくからこそ、後輩本人が今何をするべきか。今している事が今後の何につながるのか。このスピードでいいのか。が分かります。

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実は、これは、授業を設計(授業デザイン)をする時と全く同じ考え方なんです。

普段、私はインストラクションという育て方・教え方の講座を担当させていただいてます。

ノアの講師育成講座(ティーチングスキル講座・インストラクション応用講座)では、「教え方」だけではなく「授業デザイン」の方法も学べます。

講師になるためだけではなく、様々な育成業務に共通した考え方なので、興味のある方はぜひお問合せ下さいね!