在宅で美容ライター!未経験でも即書ける化粧品ライティングのポイント【保存版】

在宅美容ライターは、美容化粧品と健康器具をわかりやすい言葉で伝える職業です。美容化粧品の記事を書く上では、実際に化粧品を使用して出てくる言葉にこそ価値があります。未経験で、在宅で実際に使用するからこそ、記事を求める読者に限りなく近い視点で記事を書くことができ、多くの読者に読まれる記事を作ることができるのです。

美容化粧品のレビューは、企画と構成が定まりにくいので、執筆をしていく上での大切なポイントがあります。この記事では在宅ライター未経験者でも美容化粧品を扱ったライティングで稼ぐための記事作成の流れとノウハウを惜しみなく紹介していきます。

美容化粧品が届いたら写真で記録

記事を書くといっても、いきなり文章に取り組むのは得策ではありません。まずは美容化粧品が届いた時点で、品物の外観を写真で記録しましょう。具体的には、以下の6つを撮影します。

  • ダンボール(梱包)
  • ダンボールを開けた中身
  • 美容化粧品パッケージ
  • 美容化粧品パッケージを開けた中身
  • 美容化粧品商品内容
  • 美容化粧品パッケージとダンボール全体

開梱の様子を順番に写真に収めておくことで、新しい化粧品が届いた時のワクワク感を読者と共有できます。全部を使用しないとしても、一通り全部撮っておくようにしましょう。

アイテムは隅々まで撮影

続いて、取り出した美容化粧品のディテールを撮影します。こちらも、以下の6つは押さえましょう。

  • 美容化粧品と付属品の全体写真
  • 斜めからの写真
  • 前からの写真
  • 上からの写真
  • 1つ1つの美容化粧品の写真
  • 使用した順番での写真

入念にあらゆる角度から撮影しておくことで、未経験者でも読者にとって「手に取るように」伝わる記事を作ることができるようになります。

写真の記録で気をつけるのは、背景と光の当たり具合

在宅美容ライターの写真撮影で未経験者に特に気をつけてほしいのは、背景と光の当たり具合です。雑然とした背景ではお洒落になれそうに見えませんし、ライティングは美容化粧品の見栄えに直結します。在宅で安定して高品質な写真を記事を作成するために撮影環境は意識して整備してください。

タオルと光つきの鏡で簡単なスタジオセットを作る

背景と光を変えたい場合があるでしょう。背景はタオルを床に置き、壁にガムテープで貼り付けると簡単な在宅スタジオセットが完成します。光は、光つきの鏡で補えます。自宅のライトが昼光色の場合、スマホ撮影は光の色が反射して物体の色を正しく撮影できません。撮影では、光つき鏡を持ち、片手にスマホを持ちましょう。

修正は禁物!修正なしでキレイに撮りましょう

写真は画像修正ができますが、情報の信憑性を上げるために修正をしないのが取材調査の鉄則です。仮に画像を修正して読者を購入に誘導できたとして、購入後にパッケージを確認すれば読者は違和感を覚え、修正に気づいてしまいます。そうなると記事とライターの信用が失われ、以後の発言からも信憑性が失われてしまいます。出来るだけキレイに撮りたいものですが、あくまで修正なしで自然にできる範囲にとどめましょう。

残量を写真に収めておく

在宅での美容ライティングでは、最初に一度使った後の化粧品の残量も写真に収めておきましょう。化粧品が実際にどのぐらい使えるのか・減るのかは読者としても気になるところですが、在宅ライターが1枚写真を撮っておくことで1つの基準を示せるからです。インターネット上にあまり載っていない美容化粧品を書く時には特におすすめです。体験談や情報が少ないので、記事の独自性が上がります。

文章は体験しながら音声で記録

写真撮影が終わると、体験しながら音声を記録します。未経験の在宅ライターがいきなり記事を「書こう」としてもなかなか筆が進まないでしょう。まず対象の化粧品を実際に使ってみながら、その様子を実況するようにして音声を吹き込んでいきます。体験の言葉と表現がそのまま記事の企画になり、見出しや文章のポイントも浮かび上がってきます。

気分と肌の状態を記録

スマホの音声記録アプリを起動します。録音を開始したら、美容化粧品を準備します。気分と出来事と肌の状態、最近の生活状態の記録がおすすめです。なぜなら、現在のライターの状況が後々記事になるからです。読者の悩みと問題視点にアプローチできるでしょう。在宅だからこそ、ご自身の体と向き合っていくことがとても大切です。

テレビの視聴者に話すよう話す

テレビの前の視聴者に語りかけるイメージで進行しましょう。例えば、「今日は、こちらの美容化粧品をご紹介します。名前は、◯◯◯です。可愛いパッケージとボトルが魅力的な美容化粧品です。ネットを見て、使い方がわかりませんでした。正直に言うと、取扱説明書を読んでもピンときません。動画を見て、使い方がわからなかったりもしました。したがって今回は、世界一わかりやすい使い方を激辛レビューで進めていきたいと思います。」

いつもの視点をいれる

音声の録音は、ライターの生活視点を入れます。具体的には、在宅ライターの生活ルーティンは崩さないで記録します。例えば、美容化粧品のレビューでは、いつも通りの使う順番で、他の製品も使用してから対象の美容化粧品を使います。美容化粧品だけを使うと、ライター自身の視点や生活視点ではなく、マーケターやインフルエンサーの視点になることがあります。これでは、在宅美容ライターが記事を書く強みを失ってしまいます。イメージするとよいのは、美容化粧品が好きな友人に話すシーンです。

美容化粧品のメリットは強調

美容化粧品のライティングでは、美容化粧品メリットの強調を心がけていきます。レビュー対象の美容化粧品のメリットを読者は知りたいので、褒めるべきポイントはめいっぱい褒めます。同じ種類の美容化粧品があれば、比較して何がどう良いのか、何が優れているのかをアピールします。文章を書いていく上でも「褒め」は書きやすいので未経験ライターは特に褒めを意識してください。

何を意識した方がいいのかを言葉に出す

例えば、美容化粧品カラーの説明があります。肌色と合うカラーは何色なのか。美容化粧品は他のどの美容化粧品と相性がいいのか。どんな服色に合わせるといいのか。どの髪色に合いそうなのか。どの印象に使うと合いそうなのか。様々な視点を出すことができます。

困難や問題点をそのときの言葉で記録しておく

化粧品を使ってみると良いことばかりとは限りませんが、そうしてぶつかった困難や問題点を記録しておくことが大切です。神は細部に宿ると言いますが、読者は細部が気になり読んでいる可能性が高いです。化粧品を使う上での1つ1つのプロセスが、読者が乗り越えるべき課題と美容化粧品の課題です。

まとめを話す

最後に、使用した時のまとめを話します。記事はまとめがあります。音声にまとめを入れるのは、肌を振り返るきっかけになります。使用後の感想と実感を話すと、美容化粧品の選択基準がわかります。読者が自身で美容化粧品を比較し、使うシーンを特定でき、自分に合うのか合わないかが把握できます。まとめまで読んでくれる読者は多くないのですが、読んでくれた人はまとめに大きく影響されるので、すっきりまとめることを意識しましょう。

音声記録をフルに活かすためのポイント

在宅での化粧品ライティングのための音声記録の流れは以上で説明した通りですが、より良い録音・より良い記事にしていくためのポイントがいくつかあります。

アピールポイントは逆算してペルソナを考える

ペルソナとは、想定される読者像のことです。化粧品を実際に使いながら録音してくることで浮かんでくるアピールポイントは、読者に刺さる・刺さらないポイントです。うけそうな読者を逆算して考えると、読者のペルソナを具体的にイメージできます。「この化粧品のこの特長が嬉しいのはどんな人だろう?」と考えてみることで、どんな人に向けて書けばいいのかが見えてきて、より訴求効果の高い記事をすらすらと書けるようになります。

とにかく話す。言語化。

ライター未経験者が記事を書く際にぶつかる最大の壁は、文章が書けないことです。アイデアを出し続けると記事の具体性と方向性がビシッと定まり、悩まずに文章を進めていけるようになります。また、音声から記事化できなかった内容も、別の機会に改めて企画し記事にできます。色々思いついたらとにかく声に出していきましょう

自分の話し方の特徴を掴む

ライターの話し方の特徴を把握できることも、音声録音のメリットの1つです。ご自身の話し方の特徴はご存知でしょうか。未経験の在宅ライターだと、たとえば「めっちゃ」と「結構」を頻繁に使用するような方もいます。音声で話し方の特徴を把握することで、ライターが読者に説明で使う言葉を分析できます。ライターが頻繁に使用できる言葉がわかると、使う言葉を意識して執筆し、ライターの発言のクセを修正できます。ライティングの上達に直結するのでぜひ心がけてください。

録音を文字起こしし記事に仕立てる

まずは「書こう」とせずに書き起こす

音声収録がアイデア出しだとしたら、文章化は意味のまとまりを作る作業です。未経験の在宅ライターの場合、文章は最初から書こうとしてもなかなか書けません。したがって、文章を書こうとしないで、とりあえず収録した音声を書き起こしましょう。未経験ライターの個人的な感想が、自然と記事の流れと構成と編集を決めてくれるので、音声収録はおすすめの記事執筆方法です。

音声を文字起こししたら、情報を配列し直す

赤色のマーカーでポイントに印をつける

音声を文章化したら、情報を配列し直します。読者の期待ポイントにあたりをつけて赤色のマーカーで印をつけます。印は、見出しと文章全体の位置がわかるのでマーカーをつけます。注意は、書き続けることです。情報の優先順位は、範囲が決まらないほど基準がわからなくなります。おすすめ方法は、重要だと判断したら全てマーカーです。

マークした部分を中心に文章を組み立てる

情報の配列が終了したら、マーカー部分を中心に文章を組み立てます。赤字マーカー以外の情報は思い切り良く削ります。なぜなら、中心情報以外は文章全体の理解に必要ないからです。不必要な情報は、集中力をつなぎとめておけません。読者はライターの記事をずっと見るほど文章全体を気にしていません。小説や映画は頭から最後まで話を追いかけますが、Web記事では必要な情報をつまみ食いします。必要な情報がそこにあればすぐに他の記事に移ります。

イラストを武器にする

美容化粧品に親しみを持ってもらうために、文字以外の柔らかい表現が美容ライティングでは大切です。イラストは記事を柔らかく表現します。美容化粧品では特に使用箇所の説明があります。イラストの挿入が便利です。イラストは在宅ライターの顔を映す必要がないのも嬉しいポイントの1つでしょう。また、情報のつまみ食いにもイラストは効果抜群です。

美容化粧品の記事では、温かみのない画像やグラフ、数字の表の挿入もよく見られますが、それだけでは親しみが持てるはずがありません。イラストは是非入れていきましょう。

イラストで説明するときの文字のポイント

イラストでは、文字情報をどれだけすっきりみせることができるかが重要です。なぜなら、イラストの文字はイラストを邪魔してはならないからです。今回は、以下の5つについて注目します。

  1. 文字の大きさ
  2. 文字の場所
  3. 文字の色
  4. 文字のペンの種類
  5. 文字の傾き

下記、順を追って説明します。

  1. 文字の大きさ
  2. 文字の大きさは、画像サイズに対して1/14が視認性が高いです。以下の画像は、画像サイズに対して文字の大きさを変えています。同じブラシペンですが、文字の大きさでこれぐらい印象が変わることが分かります。
    補助線あり

    補助線なし

  3. 文字の場所
  4. 文字の場所は、上に配置します。なぜなら、人間の眼球はこのようにZの文字を追いかけるように情報を読み取るので、一番上でこの画像は何を伝えるかを文字で示すことが親切だからです。以下の画像は、同じ文字の大きさですが、位置が上と下にあるだけで印象ががらりと変わります。
    上下配置の違い

  5. 文字の色
  6. 文字の色は、メリハリが大切です。なぜなら、イラストで使用する文字は対照的な配色が好まれるからです。以下の画像は、同じイラストですが、色が異なるだけで文字の明瞭度が格段に異なります。
    カラーの違い

  7. 文字のペンの種類
  8. 文字の輪郭をはっきり見せる必要があるので、文字のペンの種類はも使い分けが大切です。以下の画像は、同じイラストですが、文字のペンの種類が異なるだけで印象が異なります。
    ペンの種類の違い

  9. 文字の傾き

文字の傾きも読みやすさを左右します。文字の傾きが異なるだけでイラストの印象が異なるのがおわかりいただけると思います。
傾きの違い

まとめ

未経験の初心者でも在宅美容ライターとして化粧品の記事を書けるようになるために必要最低限なノウハウとポイントを見てきました。日常の美容で実際にどのような成分をつけるのか、ライターの肌にはどんな成分が合うのかを、実践して自分でも見直しながら記事にまとめていくことで、在宅の未経験ライターだからこそ書ける、読者にとっても役に立つ記事を作成できます。

また、このようなポイントとは別に、効率的に執筆をするためのソフトである「Word」や、イラスト加工の技術「Illustrator」のスキルなども未経験者が在宅ライターをはじめるためには不可欠です。

今後本格的に美容ライターを目指して行かれるという方は、このような基本的なスキルをしっかりと習得されることをおすすめします。執筆をしていきながら独学でスキルを身に付けて行かれる方も多いですが、ものすごく時間が掛かってしまう上に、知識も中途半端となりがちです。スキルの向上により記事自体のクオリティーが上がり、継続的な契約につながりやすいです。本格的にやっていきたいということであれば、このような技術が学べる学習スクールに行き、基礎から学ばれることを推奨します。ぜひ他のライターとは違う強みを習得して、在宅美容ライターに挑戦してみてはいかがでしょうか。