P-1グランプリは、Web3.0(※1)を用いて地方創生につながる新規ビジネスを企画する、学生と若手社会人を対象としたビジネスアイデアコンテスト(ピッチコンテスト)です。社会課題解決を目指しながら、VUCA時代のビジネスで求められるアントレプレナーシップ(起業家精神)の醸成も目的としています。
上位入賞者には順位に応じて総額20万円相当額のNFT(※2)を賞品として発行し、学んだ経験そのものが資産となる「learn to earn」(※3)を参加者自ら実体験していただいています。
これまでに大学のゼミ活動の一環としてのご参加や、学生と社会人の混合チームでのご参加など、多様なバックグラウンドの方にエントリーをいただきました。第1回・第2回は兵庫県洲本市、第3回は東京都青梅市を舞台に開催。回を追うごとに応募者数は増加し、全国規模への発展を遂げています。
※1:Web3.0によるブロックチェーンおよび関連するシステムを使用して、あらゆるユーザ体験を経済的価値に変換することのできるサービスおよびプロダクト等の総称。
※2:自分の体験・経験・スキルが資産価値「NFT(アルカナ)」となり、そのNFTが貨幣(円)に換金でき、さらに市場(アニカナ)で売却できる仕組み(アニカナ=仕組み・ブロックチェーン、アルカナ=NFT)。
※3:「学ぶことで稼ぐ」という意味で、学びの経験が資産になるという概念。
P-1グランプリでは、ビジネスアイデアを提出するまでに、Web3.0技術や地方創生等の社会課題についての事前学習カリキュラムや、専門家を講師に迎えたワークショップをご提供しており、意欲ある若い世代の挑戦を後押しする環境を整えた新しいピッチコンテストです。
また、予選を勝ち抜いた本戦出場者には現地調査の機会が設けられ、地元企業との交流を通じて地域の課題やビジネス環境を直接体験していただいています。さらに、業界を代表する企業・団体の協力を受け、ビジネスアイデアに対して専門家からのフィードバックを得られるため、実践的なスキルの向上が期待できるなど、アイデアの創出からブラッシュアップにいたるサポート体制が魅力です。
P-1グランプリは先述の通り、社会課題の解決やこれからの時代に求められるスキルと素養を備える若手人材の育成に寄与したいという想いのもと開催しています。それらは人材育成、経済成長に資する取り組みであるとご評価をいただき、文部科学省、経済産業省関東経済産業局、そして開催地である青梅市、東京都より後援を得て開催するにいたりました。多くの官公庁、業界をリードする企業・団体よりご支援をいただきながら、P-1グランプリは今後もその想いを実現してまいります。
青梅市長をはじめとする青梅市の発展にご尽力されている方や、Web3.0技術やPRの専門家、学生起業家の方など、多方面でご活躍中の審査員をお迎えし、厳正なる審査が行われました。
受賞者は、以下の皆様です。(学生の方は、学校名・受賞時の学年を記載)
受賞者の声は「P-1グランプリ」公式サイトでも公開しておりますのでご覧ください。
プレゼンテーション、質疑応答の様子
閉会の挨拶をされる青梅市長 大勢待利明氏
本戦に出場された皆様
第3回開催後、青梅商工会議所新春会員交流会において、受賞2チームがビジネスアイデアについてプレゼンテーションを行いました。会場には青梅市およびその近郊から約50社・130名程度の企業関係者が参加され、参加者の皆さまには、プレゼンテーションを非常に興味深くご覧いただきました。NFTの観光活用に興味を示された企業もあり、また商工会議所のスタッフの方からも「新しい取り組みを会員に紹介できた」と、P-1グランプリの取り組みをご評価をいただきました。
後日、東京都青梅市長 大勢待利明氏、青梅商工会議所会頭 中村洋介氏よりコメントを頂戴しました。
「青梅市でのP-1グランプリの開催ありがとうございました。
全国各地から応募いただき、①私から参加者へWeb会議による青梅市の事前説明、②参加者が調査のために青梅市の各地を訪問、③青梅市役所にて参加者のプレゼンテーション、④参加者と審査委員との懇親会、⑤後日、入賞したチームが青梅商工会議所の会合にて発表
と、これら一つ一つのイベントがとても新鮮で、一連のプロセスが青梅市で行われたことに大きな意義があったと思います。変化の大きい時代、アイデアや創造性をどう生み出していくかが問われており、私も含めて青梅市職員一同、『インスピレーション』と『新たな気づき』をいただきました。あとはアイデアを形に、実践あるのみです。」
青梅市長 大勢待利明
「P1グランプリを通じて、Web3.0技術が地方創生と結びつく可能性を実感することができました。
これまでNFTはデジタルアートの文脈でのみ理解していましたが、『X to Earn』という概念を知り、人の行動や体験そのものが価値となり得ること、そして、地域での体験が価値として認識されることが地方創生につながることを理解しました。
とはいえ、実際に『どのような体験が価値を生むのか?』と問われると、まだはっきりとはイメージできていないのが正直なところです。
ただ、『観光テーマ』や『推し活』など、応募者の皆さんのさまざまなアイデアに触れる中で、思わずお金を出したくなるような魅力的な体験が、これからきっと見つかるのではないかという希望を感じています。」
青梅商工会議所 会頭 中村洋介
当社は今後もデジタル技術を活用した教育プログラムを推進し、官公庁との強い結びつきを活かしながら、次世代の人材育成と地域活性化に寄与する取り組みを続けてまいります。
関西・関東・東海にて大学・学生支援を行う、創立43年目を迎える教育企業。創業以来「夢と勇気が人を育てる」という経営理念のもと、大学授業運営、資格講座運営、ITビジネススクール、テキスト出版、企業研修等の教育サービスを展開。近年の主な取り組みは、大阪府のDX(IT)人材就職支援モデル事業「OSAKA若者リ・スキリング・パートナーズ」への参画、持続可能なキャリア形成をビジョンとする学び支援ブランド「noa+(ノアプラス)」を展開。noa+は経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」にも採択されている。直近では、noa+をより発展させ、学んだ経験・履歴を資産に変える『Learn to Earn』の機能を実装する学びのプラットフォーム「noa+ connect (ノアプラスコネクト)」を開始。学生から社会人に至るまで、幅広い年代層に、学びとキャリア形成の支援を行っている。
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